僕がギターをやめてしまった原因のひとつに、絶望的なまでのリズム感のなさにうんざりしてしまったから、というのがある。 ドラムがしっかりビートを刻んでいてくれないと、走ったりもたれたり、まあさんざんなものだ。 少し分析してみると、右脳は確かに正確にリズムを刻ん ...
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Layla [Live1991 Rock Version]( いとしのレイラ ) / Eric Clapton
24ナイツは、古くからのエリック・ファンにとっては比較的新しい時代のライブに入るが、それでも既に演奏時から30年以上もの歳月が流れていることに驚愕する。 30年以上も前のライブの完全版的なリリースがそこそこ話題になり、ダイジェスト映画まで公開されたのだから、 ...
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Layla [Live1991 Orchestral Version]( いとしのレイラ ) / Eric Clapton
軽快でよく伸びるのに、しっかりと芯がある存在感のある音色。 ミッドブースト・レースセンサーのブラックストラトキャスターを縦横無尽に弾きまくるエリック。 ロイヤル・アルバート・ホールで1990年から91年にかけて演奏された24ナイツがそれだ。 ワーナー移籍後のウォーミ ...
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This Has Gotta Stop(ディス・ハズ・ガッタ・ストップ) / Eric Clapton
クラプトンがアストラゼネカを二回打ってひどい副反応に悩み、反ワクチン派になったことは、ファンにとっては非常に気になるトピックだろう。 彼は、ワクチンの安全性を誇張する「プロパガンダ」のせいだ、と主張していたということだ。 そうしてできあがったのがこの「This ...
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Autumn Leaves ( 枯葉 ) / Eric Clapton <後編>
とても良かった、というのが正直な感想。 ずいぶん前に<前編>を書いたまま放置していた『枯葉』についてである。 短いイントロからボーカルが始まったとき、衝撃を受けた。 声のトーンがものすごく暗い、のである。セルジュ・ゲンスブールもびっくりの暗さ。 例のオーバー ...
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World Of Pain(苦しみの世界)/ Cream
手塚治虫の最高傑作となると、大抵はアトム、ブラックジャック、火の鳥、といったところが挙がってくるのが常だが、個人的にはバンパイヤである。1966年〜67年にかけて少年サンデーに連載されたのだが、その時期はアメリカのヒッピーたちによるサイケデリックムーブメントの ...
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holy mother [Live 1996] ( ホリー・マザー ) / Eric Clapton
Dedicated To K たしか1991年の春だったと思う。当時僕は2年ともたず職場を転々としていたので、勤めていた会社と関連づけて思い出すことで、その出来事がだいたい何年頃だ、というのをかなりの正確さで判別できてしまうのだ。 その頃、中央競馬が異常な人気を博していて、あ ...
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Circus ( サーカス ) / Eric Clapton
震災後しばらくは、すべての既存の音楽や小説などはその意義を失ったと感じ、接する気がしなかった。311以前の普遍的世界を前提とした個人の感情の記述をいまさらトレースしたところで、そこに311以降に出現した新しい世界を生きていく何か有意なものがあるようには到 ...
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Rita Mae ( リタ・メイ ) / Eric Clapton
しょせん僕のレコードコレクションは、いわゆる音楽通にはふふんと鼻で笑われるようなラインナップである。ツェッペリン、クラプトン、コルトレーンなどなど、誰もが知っているうえ、品揃えにセンスのかけらもない郊外型ショッピングモールのCDショップでもカンタンに手に入 ...
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Autumn Leaves ( 枯葉 ) / Eric Clapton <前編>
わざわざ面倒なログインをして、ミュージシャンや曲の悪口を書く、というのはいかにも天の邪鬼な行為だが、「枯葉」の起用については、どうにもひとこといいたい、という御仁も多いのではなかろうか。 このタイトル、このジャケ、そして「枯葉」、セールスコピーは「アンプ ...
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Something's Happening ( サムシング・ハプニング ) / Eric Clapton
先日、HMV渋谷店が閉店する話を書いたが、実は知らないうちに巨大店舗HMVタカシマヤ・タイムズスクエア店がとっくの昔に撤退していたのだ。昨年何度か行ったので、当然今もあると思っていたのだが・・・。 さらに数寄屋橋店につづき、銀座インズ店も先週で閉店。これで銀座で ...
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Edge Of Darkness [Live 1991] ( エッジ・オブ・ダークネス ) / Eric Clapton
渋谷のHMVが今年の8月で閉店となるそうだ。今のセンター街に移った頃は僕の勤め先も銀座に移っていたので、頻繁に通ったのは移転前の店だが、それがどこだったのか思い出せない。 ググって見たところ、それはワン・オー・ナイン内とのこと。このワン・オー・ナインもとっく ...
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Danger ( デンジャー ) / J.J.Cale & Eric Clapton
JJケイルを初めて聴いたのは1982年で、その頃ぼくは大学にも顔を出さず、ひとり渋谷の街をぶらぶらしていたのだが、そんな折り良く立ち寄ったのが宇田川町のタワーレコード(今は移転)だった。 その日も既に全部もっているツェッペリンのコーナーでわざわざジャケを手 ...
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Black Rose ( ブラック・ローズ ) / Eric Clapton
ずいぶん長いこと更新してないな、と思いつつ見てみると、およそ1年とちょい手をつけていないことがわかった。 やはり何事においてもやりすぎというのはよくないもので、3年ぐらいクラプトンだけ聴き続けたのもいけなかったのだろう。 なんだかロック全般をカラダが受け付 ...
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Run So Far ( ラン・ソー・ファー ) / Eric Clapton
品良くまとまった味のある佳曲。もちろん<ジャーニーマン>収録のジョージ・ハリスン作。 これがバックレスとかアナザー・チケットあたりにポロッと入っていたらかなり話題になったのだろうが、ゲストてんこ盛りでにぎやかな<ジャーニーマン>なだけに、いまひとつ目立た ...
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