ご存じロバート・ジョンソンのこの曲は、レッド・ツェッペリンとエリック・クラプトンの双方が公式にカヴァーした数少ない曲のうちの1曲だ。というか、他にあったっけ? セッションまで含めるといろいろ出てきそうだが、今思いつくのはハウリン・ウルフの『キリング・フロ ...
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Born Under A Bad Sign ( 悪い星の下に ) / Cream
今年はディープ・パープル結成40周年だそうで、パープルレコード版権の紙ジャケ盤がビクターレコードから一挙再発された。 久々に懐かしいジャケでも拝んでみようかとCD屋の棚を見てビックリ。20タイトルぐらいのほとんどが見たことも聞いたこともないライヴ盤、アウト ...
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Sea Of Joy ( シー・オブ・ジョイ ) / Blind Faith
日本経済がまさにバブルの頂点を向かえようとしていた1989年。ぼくは仕事をさぼって毎日昼間からロードショーを観ていたわけだが、そのなかのひとつにアル・パチーノとエレン・バーキンの『シー・オブ・ラブ』というのがあった。 猟奇殺人の現場には、いつも『シー・オ ...
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Hoochie Coochie Man ( フーチークーチー・マン ) / Eric Clapton
60年代中盤にジョン・メイオールとライヴで演奏していた名曲『フーチークーチー・マン』がおよそ30年の時を経てエリックの公式録音としてアルバム<フロム・ザ・クレイドル>に収録された。 ジョン・メイオール時代の演奏は<プライマル・ソロズ>や<ブルースブレーカ ...
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When My Heart Beats Like A Hammer ( ホウェン・マイ・ハート・ビーツ・ライク・ア・ハマー ) / B.B.King & Eric Clapton
このブログをはじめて今月で丸3年となった。 その間に約150のエントリーをアップしたので、おおよそ150曲のレビューを書いた計算になる。 150曲。ツェッペリンだったら既に全曲レビューを達成していたかもしれない。やっぱゼップにしとけばよかったか・・・。 ...
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I Feel Free ( アイ・フィール・フリー ) / Cream
クリームが、これまでに聴いたことがないグルーヴ感あふれるコンテンポラリー・ブルースバンドであることを知らしめた1曲。 エリックのソロは、例によってライヴとは正反対の、音数をセーブしてじっくり練り込まれたフレーズで効果を上げている。 こちらはイギリスでのク ...
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Innocent Times ( イノセント・タイムズ ) / Eric Clapton
まあまあ歌メロもいいし、エリックのドブロもいい味だしてる。 っていってもなあ、いいのかなあ、これ。歌っているのはマーシィ・レヴィだし、ドブロは例によってルーズにコードをなめているだけで、彼でなくてもいい感じ。 歌をガンガンに唄って、ギターひきまくってるド ...
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Further On Up The Road [Live 1976] ( ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード ) / The Band feat. Eric Clapton
今日ぼくらはgoogle先生のおかげで、業界の舞台裏的なことでさえほとんど何でも知ることができるようになった。しかも瞬時に、会社のデスクで仕事してるフリをしながら。 ぼくが高校生だった30年前は、もちろんそんな時代ではなかったし、その頃はスーパースターを映画の ...
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Double Trouble ( ダブル・トラブル ) / Eric Clapton
ロン・ウッドやロビー・ロバートソンのギター・ソロを、エリックが弾いていると勘違いしている気さくなファンを除けば、明らかにアルバム<ノー・リーズン・トゥ・クライ>でのエリックのハイライトはこの『ダブル・トラブル』だろう。 中間とエンディングでしっかりギター ...
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Wonderful Tonight [Live 1991] ( ワンダフル・トゥナイト ) / Eric Clapton
ぼくのようなCDコレクターを音源主義というそうで、どういうことかというと曲単位で別テイクや別ミックスも含め、音源をすべて揃えるという方式だ。 つまり、例えば新しい編集盤が発売されたとして、そのうちの11曲はすでに所有している音源であっても、1曲もってないも ...
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Pretending [Live 1991] ( プリテンディング ) / Eric Clapton
24ナイツは、サイモン・クライミー時代に入る前のクラプトンの集大成、といった感じのライブ・アルバムでギターの方も元気良く弾きまくっていて好感が持てる秀作だ。 エリック初のフルデジタルDDD仕様のこれまた初のCD2枚組での新譜で、ぼくは発売時に購入したのだが ...
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No Alibis ( ノー・アリバイ ) / Eric Clapton
89年11月という、まさに80年代の終わりに発売されたアルバム<ジャーニーマン>は、これまでのエリックの集大成である、という評価も多く、発売当時から、これはエリックのラスト・スタジオ・アルバムだ、なんていう噂がまことしやかに流れたりもした。 しかも現実に ...
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Anything For Your Love ( エニシング・フォー・ユア・ラヴ ) / Eric Clapton
今年はあっという間に冬が来た感じで、いつものように秋の気配のなかに<ジャーニーマン>を楽しむ、という機会がなかった気がする。 それでも、ディスコグラフィーの曲目リストを眺めるだけで、あの80年代末から90年初頭にかけての秋の記憶がまざまざと蘇ってくる。 ...
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The Sky Is Crying ( ザ・スカイ・イズ・クライング ) / Eric Clapton
レゲエチックな<安息の地を求めて>のサイドAを聴き進んで、突然この『ザ・スカイ・イズ・クライング』に出くわしたときは相当に衝撃を受けた。 世の中にはこんな黒くて、退廃的で、アダルトな音楽というものがあるんだと。 さらに中盤での転調が、ブルースという枠を超 ...
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Tears In Heaven [Unplugged]( ティアーズ・イン・ヘブン ) / Eric Clapton
名曲と呼ばれるものは、概ねイントロも優れていることが多いが、ギタリスト(っていうか趣味でギター弾いてる人)が思わず「完コピしてーっ」と思うイントロというのは、いくつかの特長がある。 (1)ハンマリング・オンなどギターならではの小技を使っている。 (2)一 ...
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