目指せ! クラプトン全曲レビュー

エリック・クラプトンの公式レコーディング曲を毎回1曲ずつ解説。ヤードバーズからブルースブレーカーズ、クリーム、ブラインドフェイス、デレクアンドドミノス、ソロまでを網羅した、オフィシャル盤コレクターにオススメのコア・レビュー。

スティーヴィー・ワンダーとシリータ・ライトの共作で、シリータの74年発売のアルバム(今は入手困難だそう)に収録されていた曲だそうだ。 いかにもスティーヴィーらしい明るい音階の曲で、前作から引き続いてのスティーヴィーのカバーということでそのこと自体に問題は ... もっと読む
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おそらくはアメリカ合衆国大統領よりも認知度が高いビートルズという音楽ユニットに在籍したことで、およそ凡人が考えうるすべてを手に入れることができたであろうひとりのビートルが、「どんなに時間がかかっても、愛はすべての人にやってくる」と1979年に歌ったのだ。 ... もっと読む
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しつこいようだけど80年代のカフェ・バーでかかっていそうなバラード。 カフェ・バーというのは80年代初頭に流行った飲み屋の形式で、それまでのパブと違うのは、内装が黒基調から白基調へ、ソファから鉄製イスへ、ボトルキープからキャッシュ・オン・デリバリーに変わ ... もっと読む
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音楽を個人の感傷を交えないで冷徹に評価しようとする人がたまに現れる。 たしかに失恋中の人がつまんない失恋の歌をものすごい名曲に感じたりすることはよくあることで、そういう状態にあっては客観的な評価がくだせないだろう、という主張はよくわかる。 しかしながら、 ... もっと読む
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結局、国内盤を買ってしまいました。輸入盤が千円近く安かったにも関わらず。 他にもDVD付きなどというスペシャルパックも店頭に並んでいるうえ、米国ではiTMSでも既に販売されていて、アルバム購入はデジタルブックレットが付いてくる、ということなので、まさに百花繚乱の ... もっと読む
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今年の3月からはじめたこの企画もちょうど半年がたち、今回でオリジナル・リーダー・アルバムおよびパーマネントメンバーとして参加したバンドのアルバムをすべて取り上げたことになる。 曲単位のレビューといいながらも、こっそりアルバムレビューになっていたりするので ... もっと読む
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ブルース・ブレーカーズ時代のシングルとなると、ほぼマニア向けとなっていて最近ではふらりとCD屋に立ち寄ってすぐ手に入るというものではなくなってしまった。 本屋にしても、「えっ、あの文豪の作品が売ってないの?」と面食らうことが多くなっている。著作権ビジネス ... もっと読む
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ヤードバーズのファースト・シングル。つまりクラプトンの記念すべきメジャー・デビューの一発目。 クラプトン時代のヤードバーズというと『Good Morning Little Schoolgirl』なんかの印象が強いため、オールディーズのカバーバンド、しかもビートルズのマネ、みたいなイメ ... もっと読む
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『Too Much Monkey Business』。かわいい19歳のクラプトン君だが、ギターが凄い。異常にハイ・テンションの、体感速度2〜3倍の速弾きフレーズが聴ける。実際はそんなに速くないのだろうが、ノリと勢いでムチャ弾きのように速く聞こえるのだ。その割にはリズムがしっかり ... もっと読む
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ロックの全盛期においては、30センチLP盤のアルバムという形態はある意味、総合芸術の域に達していたと思う。 46分(A面からB面にひっくり返すタイミングも含めて)という時間をどう演出するかの妙。アートのあらゆる可能性が試された30センチ四方のジャケット。そし ... もっと読む
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ロック世代にとって、『Over The Rainbow』と聞いて真っ先に連想するのは、かのリッチー・ブラックモア率いるレインボーがテーマ曲として、一時ライヴステージのオープニングを飾っていたことだろう。 トラディッショナルなこの曲をアームギンギンのハードロックで演るのが ... もっと読む
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クリームの大ヒット曲サンシャイン・ラブ、と聞くと頭の中でサンシャイン・オブ・マイ・ライフが鳴り出す人は多いと思うが、そっちはスティーヴィー・ワンダーの曲だ。 力強くポジティブな名曲である上にあちらの方が有名だからそれも仕方がないが、そのスティーヴィー・ワ ... もっと読む
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マーティン・スコセッシのいわゆるデ・ニーロもので、一時は二人が一番気に入っているとか何かのインタビューで答えていた『キング・オブ・コメディ』という映画の冒頭で流れるスタンダードがこの曲。 スタンドアップ・コメディのカリスマが楽屋からリムジンに乗り込むとこ ... もっと読む
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98年発表の<Pilgrim>に収録された久々のボブ・ディラン作品。久々ってどれくらいかと考えてみたら、なんと78年の<Backless>以来だから実に20年ぶりだ。 20年前に既にバックレスが出ていたというのも驚きだが、20年の歳月が流れてもいまだ「今回はディランで行 ... もっと読む
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80年代ぐらいまでのクラプトンというのは非常に整理しやすくて、定期的に出されるオリジナル・リーダー・アルバムを中心に据えて、ライブ演奏とメジャーなセッションを押さえればオーケー、という感じだったのだが、90年代に入ると事情はとたんにややこしくなる。 例え ... もっと読む
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