2回目は、月刊プレイボーイ(2005年4月号)の「3大ギタリストの生き方」という特集の中で仲井戸麗市さんがクラプトンのベストチューンとしてチョイスしていた『Better Make It Through Today』。
泣きのギターアドリブが聴けるということで、この曲も隠れ名曲のひとつ。収録アルバム<There's One In Every Crowd>のなかで、というより復帰第1弾の<461 Ocean Boulevard>も含めて、まともに(ギターファンがクリームやデレク時代のようなアドリブを一方的に期待してるという意味において)スライド以外のギターソロを弾いてる曲がこれだけなので、必然的に注目率はアップしてしまう。
クラプトンが弾いてるんだろうけど、悪い意味じゃなく、らしくない感じがする。新境地ということか。
ちなみに<461 Ocean Boulevard>が米国で初CD化されたときには、なぜかこの曲が末尾ならまだしも、2曲目あたりに強引に追加収録されていた。売れ筋に泣きのギターも追加して、短めの収録時間にボリューム感を持たせてセールスにつなげよう、という一見さん向け戦略だったのかもしれないが、ジャケ背のカタカナがイヤで輸入盤で集めていた自分は結構迷惑した。あれの真意はどこにあったのか。

■収録アルバム:< There's One In Every Crowd ( 安息の地を求めて )>