さて前回ちょっとふれたが、今日は『Strange Brew』の原曲といわれ、クリームの編集盤となると何かと顔を出してコレクター達を惑わす罪なトラック『Lawdy Mama』のバージョン違いを解析しておこう。
マイナーな曲なので自分が持ってるバージョンさえハッキリしなかったのだが、重い腰を上げて調べてみると、ミックス違いは別として演奏自体はどうやら3種類あることがわかった。
時代順に並べると、ひとつ目は<BBC Sessions>とボックス<Crossroads>に収録されているBBCライブのテイクで、ヤードバーズの『Got To Hurry』を思わせるベースが目立つ。ギターソロはたっぷり2コーラス分でフレーズもワイルドだ。
二つ目はボックス<Those Were The Days>で初登場したテイクで「バージョン1」と呼ばれている。ボーカルがダブルトラックで、リードギターもオーバーダビングされてツインリード風になっている。シャッフルのリズムが楽しく賑やかなバージョン。
そして三つ目が<Live Cream>と<Those Were The Days>収録の「バージョン2」で、こちらは1970年から居座っているお馴染みのテイク。いわば『Lawdy Mama』の「大奥」だ。ボーカルとリードギター以外は『Strange Brew』そのままで、好意的にとればクリームの曲作りの一端を垣間見ることができるテイク、ということか。
なお、この間発売された<Disraeli Gears[Deluxe Edition]>には「アウトテイク・バージョン1,2」というまぎらわしい2つのテイクが収録されている。バージョン1のほうはモノ・ミックスでボーカルとギターのオーバーダブが抜かれているようだが音源は同一。モノならではの音の厚みもあってか、ステレオ版とは違うバージョンに聞こえるので、ヒマな御仁はご一聴あれ。バージョン2の方はご存じ「大奥」だ。
※来週ゴールデンウィークにつき、更新不定期となります。
■収録アルバム:
< BBC Sessions ( BBCライヴ ) >
< Those Were The Days ( ゾーズ・ワー・ザ・デイズ ) >
< Disraeli Gears[Deluxe Edition] ( カラフル・クリーム+29[デラックス・エディション] )>
マイナーな曲なので自分が持ってるバージョンさえハッキリしなかったのだが、重い腰を上げて調べてみると、ミックス違いは別として演奏自体はどうやら3種類あることがわかった。
時代順に並べると、ひとつ目は<BBC Sessions>とボックス<Crossroads>に収録されているBBCライブのテイクで、ヤードバーズの『Got To Hurry』を思わせるベースが目立つ。ギターソロはたっぷり2コーラス分でフレーズもワイルドだ。
二つ目はボックス<Those Were The Days>で初登場したテイクで「バージョン1」と呼ばれている。ボーカルがダブルトラックで、リードギターもオーバーダビングされてツインリード風になっている。シャッフルのリズムが楽しく賑やかなバージョン。
そして三つ目が<Live Cream>と<Those Were The Days>収録の「バージョン2」で、こちらは1970年から居座っているお馴染みのテイク。いわば『Lawdy Mama』の「大奥」だ。ボーカルとリードギター以外は『Strange Brew』そのままで、好意的にとればクリームの曲作りの一端を垣間見ることができるテイク、ということか。
なお、この間発売された<Disraeli Gears[Deluxe Edition]>には「アウトテイク・バージョン1,2」というまぎらわしい2つのテイクが収録されている。バージョン1のほうはモノ・ミックスでボーカルとギターのオーバーダブが抜かれているようだが音源は同一。モノならではの音の厚みもあってか、ステレオ版とは違うバージョンに聞こえるので、ヒマな御仁はご一聴あれ。バージョン2の方はご存じ「大奥」だ。
※来週ゴールデンウィークにつき、更新不定期となります。
■収録アルバム:
< BBC Sessions ( BBCライヴ ) >
< Those Were The Days ( ゾーズ・ワー・ザ・デイズ ) >
< Disraeli Gears[Deluxe Edition] ( カラフル・クリーム+29[デラックス・エディション] )>
コメント
コメント一覧 (2)
拙ブログにTBありがとうございました。
このLawdy Mamaという曲は残念ながらよく知りません。
『Strange Brew』や『White Room』といったあたりが好きです。
すみません、あまり詳しくなくて(笑・汗)。
また拙ブログにもお越しください。
トラバありがとうございます。
クリームはまだまだいい曲がいっぱいあるので
Lawdy Mamaは老後の楽しみにでもとっておいてください。
ではまた