マーティン・スコセッシのいわゆるデ・ニーロもので、一時は二人が一番気に入っているとか何かのインタビューで答えていた『キング・オブ・コメディ』という映画の冒頭で流れるスタンダードがこの曲。
スタンドアップ・コメディのカリスマが楽屋からリムジンに乗り込むところで、「追っかけ」が群がり、ピカピカの車のウィンドウにべたべた指紋をつけるシーンでバックに流れている。
スコセッシは映像もさることながら音楽の使い方も最高で、クリームやデレク・アンド・ドミノスの曲もよく使っていた。
とはいえ、やはりこの曲で思い出すのは50年代のハード・バップ・スタイルのジャズだ。ビル・エバンスとかウィントン・ケリーとかね。
そっちのほうは『降っても晴れても』というイカした邦題がついていて、なかなか雰囲気があった。一時邦題を「クサイ」としてバカにする傾向があったが、なんでもかんでも原題そのまま、というのもまた無意味な気がする。
ということで、こちらのバージョンだが、このアルバムのラストを飾るにふさわしい仕上がりで、キングが一節唄った後にクラプトンがはにかんだ感じで入ってくるあたりはなかなか。2000年の発売当時55歳定年のクラプトンだが、キングと一緒だとまだまだ世の中を知らない若造に見えてくるから不思議だ。
■収録アルバム< Riding With The King ( ライディング・ウィズ・ザ・キング )>
スタンドアップ・コメディのカリスマが楽屋からリムジンに乗り込むところで、「追っかけ」が群がり、ピカピカの車のウィンドウにべたべた指紋をつけるシーンでバックに流れている。
スコセッシは映像もさることながら音楽の使い方も最高で、クリームやデレク・アンド・ドミノスの曲もよく使っていた。
とはいえ、やはりこの曲で思い出すのは50年代のハード・バップ・スタイルのジャズだ。ビル・エバンスとかウィントン・ケリーとかね。
そっちのほうは『降っても晴れても』というイカした邦題がついていて、なかなか雰囲気があった。一時邦題を「クサイ」としてバカにする傾向があったが、なんでもかんでも原題そのまま、というのもまた無意味な気がする。
ということで、こちらのバージョンだが、このアルバムのラストを飾るにふさわしい仕上がりで、キングが一節唄った後にクラプトンがはにかんだ感じで入ってくるあたりはなかなか。2000年の発売当時55歳定年のクラプトンだが、キングと一緒だとまだまだ世の中を知らない若造に見えてくるから不思議だ。
■収録アルバム< Riding With The King ( ライディング・ウィズ・ザ・キング )>
コメント
コメント一覧 (4)
いちばん聴いています。
このナンバーも大好きです。
BBキングも最高!
休暇中のジェリーの別荘に押し掛けるシーンは、見てる方がつらくなりますね。デ・ニーロの演技すごすぎ。
いつもどうも。ジャケも含め、ゴージャスな雰囲気がいいですね。