ロックの全盛期においては、30センチLP盤のアルバムという形態はある意味、総合芸術の域に達していたと思う。
46分(A面からB面にひっくり返すタイミングも含めて)という時間をどう演出するかの妙。アートのあらゆる可能性が試された30センチ四方のジャケット。そしてライナーノーツから垣間見えるアーティスト本人たちのライフスタイル(多くの場合彼らは保守的な人達が眉をひそめる髪型とファッションと行動を実践していた)。
それらが渾然一体となって創りだされる強烈なイメージは、レコードを1枚聴く、というよりはアートな映画を1本観た、という感覚に近かったのではないか。
だからして、この間までのコピー・コントロールCDという考え方にはひどくがっかりしたものだ。昔のように、総合芸術としてのCDということを真剣に追求する方が先ではないの?
さらに<Me And Mr. Johnson>がiPodに落とせないことにもひどくがっかりした。コピー・コントロールの輸入盤を買っちまったもんでね。もっとテキトーに楽しませてくれよ!
ところが、さらに時代は変わって昨日iTunes Music Storeが開店した。なんとディスクや曲順やジャケという概念自体がなくなってしまったのだ・・・。
もうやけくそなのでiTunes Music Storeで『Love In Vain』を購入してiPodで楽しむことにしよう。
まあそれにしても80年代ぐらいまではロバート・ジョンソン作品をTraditional songなどとして版権をテキトーに処理してきたくせに、ヤバくなるととたんにコピー・コントロールとか携帯音楽プレーヤーの著作権保証とか騒ぎ出す音楽業界というのは、昔の“興行屋”からちっとも進歩してないんだね。
■収録アルバム< Me And Mr. Johnson ( ミー&Mr.ジョンソン )>
46分(A面からB面にひっくり返すタイミングも含めて)という時間をどう演出するかの妙。アートのあらゆる可能性が試された30センチ四方のジャケット。そしてライナーノーツから垣間見えるアーティスト本人たちのライフスタイル(多くの場合彼らは保守的な人達が眉をひそめる髪型とファッションと行動を実践していた)。
それらが渾然一体となって創りだされる強烈なイメージは、レコードを1枚聴く、というよりはアートな映画を1本観た、という感覚に近かったのではないか。
だからして、この間までのコピー・コントロールCDという考え方にはひどくがっかりしたものだ。昔のように、総合芸術としてのCDということを真剣に追求する方が先ではないの?
さらに<Me And Mr. Johnson>がiPodに落とせないことにもひどくがっかりした。コピー・コントロールの輸入盤を買っちまったもんでね。もっとテキトーに楽しませてくれよ!
ところが、さらに時代は変わって昨日iTunes Music Storeが開店した。なんとディスクや曲順やジャケという概念自体がなくなってしまったのだ・・・。
もうやけくそなのでiTunes Music Storeで『Love In Vain』を購入してiPodで楽しむことにしよう。
まあそれにしても80年代ぐらいまではロバート・ジョンソン作品をTraditional songなどとして版権をテキトーに処理してきたくせに、ヤバくなるととたんにコピー・コントロールとか携帯音楽プレーヤーの著作権保証とか騒ぎ出す音楽業界というのは、昔の“興行屋”からちっとも進歩してないんだね。
■収録アルバム< Me And Mr. Johnson ( ミー&Mr.ジョンソン )>
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