結局、国内盤を買ってしまいました。輸入盤が千円近く安かったにも関わらず。
他にもDVD付きなどというスペシャルパックも店頭に並んでいるうえ、米国ではiTMSでも既に販売されていて、アルバム購入はデジタルブックレットが付いてくる、ということなので、まさに百花繚乱のメディア多様化時代を実感するわけです。
なんで国内盤にしたかというと、今回は歌詞が重要なコンセプト・アルバムらしいので、訳詞を見たいと思ったこと、あとボーナストラックも例のコンピを買わなくて済むという点でラッキーなので。
全体としては<Reptile>から続くスコンと軽いサウンドで、あまりありがたみが感じられなかったジョー・サンプルが抜けたメンバーでの、バック・コーラス部隊が大きくフィーチャーされたアレンジとなっている。
そしてオープニングの『So Tired』。思わずクラプトンの例のニヤケ顔が浮かんできそうな楽しい曲で、サビのラインなんかは<August>の『Miss You』をソフトに作り直したような感じだ。
ウワサのエンディングの赤ちゃんの声だが、単に効果音として重ねているのでなくて、しっかり楽器としてサウンドの中にうまく組み込まれているあたり、なかなかのこだわりが感じられる。何回も聴きたくなるよね。
それより何よりスゴいのは、ジャケ中の見開き写真。アレを見たときの衝撃といったらゼップの5枚目<聖なる館>のジャケ中見開き以来だ。いや、これホント!

■収録アルバム< Back Home ( バック・ホーム )>