音楽を個人の感傷を交えないで冷徹に評価しようとする人がたまに現れる。
たしかに失恋中の人がつまんない失恋の歌をものすごい名曲に感じたりすることはよくあることで、そういう状態にあっては客観的な評価がくだせないだろう、という主張はよくわかる。
しかしながら、ニュートラルな心理状態で音楽を聴くことにどれほどの意味があるのか、と考えるとクエスチョンだ。
音楽というのは、ニュートラルじゃない気分になるためにわざわざ聴くものだと思うからだ。
『Piece Of My Heart』は、<Back Home>の中盤、ジョージのカバーのあと2曲続くドイル・ブラムホールIIの作品のひとつだが、これが非常によろしいのである。
フュージョンのトップアーティストの演奏をバックに据えた80年代AORといった感じで、ラストのギターのカラミはスティーブ・ルカサーとラリー・カールトンですか??みたいな。
サビのノリの良さも80年代の郷愁がいっぱいだが、何だろう、グローバー・ワシントン・Jrの歌ものっぽいかなあ。そこまでソウルフルじゃないか。
どちらにしろ、この曲についてこうした思いを感じるのはまぎれもなく自分が80年代の音楽と親密な関係にあったからであって、かなりの目の曇りがあるということだ。
人によっては、まぎれもなく現在のサウンドとして受け入れるだろうし、90年代を思い出す人もいるだろう。
だからして、ある曲に対して同じような感想を持つ人と知り合ったら、大事にした方がいいよ。
■収録アルバム< Back Home ( バック・ホーム )>
たしかに失恋中の人がつまんない失恋の歌をものすごい名曲に感じたりすることはよくあることで、そういう状態にあっては客観的な評価がくだせないだろう、という主張はよくわかる。
しかしながら、ニュートラルな心理状態で音楽を聴くことにどれほどの意味があるのか、と考えるとクエスチョンだ。
音楽というのは、ニュートラルじゃない気分になるためにわざわざ聴くものだと思うからだ。
『Piece Of My Heart』は、<Back Home>の中盤、ジョージのカバーのあと2曲続くドイル・ブラムホールIIの作品のひとつだが、これが非常によろしいのである。
フュージョンのトップアーティストの演奏をバックに据えた80年代AORといった感じで、ラストのギターのカラミはスティーブ・ルカサーとラリー・カールトンですか??みたいな。
サビのノリの良さも80年代の郷愁がいっぱいだが、何だろう、グローバー・ワシントン・Jrの歌ものっぽいかなあ。そこまでソウルフルじゃないか。
どちらにしろ、この曲についてこうした思いを感じるのはまぎれもなく自分が80年代の音楽と親密な関係にあったからであって、かなりの目の曇りがあるということだ。
人によっては、まぎれもなく現在のサウンドとして受け入れるだろうし、90年代を思い出す人もいるだろう。
だからして、ある曲に対して同じような感想を持つ人と知り合ったら、大事にした方がいいよ。
■収録アルバム< Back Home ( バック・ホーム )>
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