最近よく耳にするイヤな言葉のひとつに「ロックおやじ」というのがある。
もともとは誰が言い出したのかわからないが、仕事もヒマになってお金も持っている団塊の世代をマーケティングしようと、エンタメ業界がこぞって使い始めたワードだ。
この言葉を聞くと、例えば次のようなシーンが思い浮かぶ。
若い女性も含む数人の部下と連れ立ってカラオケボックス(1件目はイタリアン)に来た上司「ロックおやじ」がスマップを歌うと見せかけて『Say What You Will』のクラプトン・バージョンを歌う。
「え〜っ、これってクラプトンだったんですか。かっこいい〜」
「君たちは知らないだろうが、昔クリームっていうバンドがあってね・・・・」
どうですか、イヤでしょう?
このイヤさは何かを簡潔には説明しづらいが、ロック世代に共通のなんらかの絶望感や無力感と関係があるように思う。
そこから抜け出すための答えを延々と描いているのが、たとえば浦沢直樹さんのコミック『20世紀少年』だったりするんじゃないかと個人的には解釈している。
もちろんこれは「ロックおやじ」のひとつの側面で、「ロックおやじ」を名乗る人すべてを否定しているわけではないのでご寛容のほど。
で、肝心の曲の方だが、レゲエ・バージョンとうたってあるけれど泥臭さはなく、印象としては<Behind The Sun>のアウトテイク『Heaven Is One Step Away』(サントラ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やボックス<Crossroads>に収録)と同じ感じの楽しいノリの曲に仕上がっている。
大枠では愛知バージョンと大差なく、マニア以外は両方そろえる必要はないだろう。
■収録アルバム< Back Home ( バック・ホーム )>
もともとは誰が言い出したのかわからないが、仕事もヒマになってお金も持っている団塊の世代をマーケティングしようと、エンタメ業界がこぞって使い始めたワードだ。
この言葉を聞くと、例えば次のようなシーンが思い浮かぶ。
若い女性も含む数人の部下と連れ立ってカラオケボックス(1件目はイタリアン)に来た上司「ロックおやじ」がスマップを歌うと見せかけて『Say What You Will』のクラプトン・バージョンを歌う。
「え〜っ、これってクラプトンだったんですか。かっこいい〜」
「君たちは知らないだろうが、昔クリームっていうバンドがあってね・・・・」
どうですか、イヤでしょう?
このイヤさは何かを簡潔には説明しづらいが、ロック世代に共通のなんらかの絶望感や無力感と関係があるように思う。
そこから抜け出すための答えを延々と描いているのが、たとえば浦沢直樹さんのコミック『20世紀少年』だったりするんじゃないかと個人的には解釈している。
もちろんこれは「ロックおやじ」のひとつの側面で、「ロックおやじ」を名乗る人すべてを否定しているわけではないのでご寛容のほど。
で、肝心の曲の方だが、レゲエ・バージョンとうたってあるけれど泥臭さはなく、印象としては<Behind The Sun>のアウトテイク『Heaven Is One Step Away』(サントラ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やボックス<Crossroads>に収録)と同じ感じの楽しいノリの曲に仕上がっている。
大枠では愛知バージョンと大差なく、マニア以外は両方そろえる必要はないだろう。
■収録アルバム< Back Home ( バック・ホーム )>
コメント
コメント一覧 (2)
考えてみると愛知バージョンって、日本オンリーの「Love The Earth」と、日本盤「Back Home」のみのボーナスで収録。
ってことは普通に海外では聴けないってことですかね?
ひょっとして海外のマニアにとって日本盤は貴重な一品かもしれませんが、価格の高さにビックリ?!
なるほど日本オンリーの曲ですか!気づきませんでした。
日本盤って腐るほどプレスしてそうなので中古でイヤになるほど出回るのでは・・・(笑