グレープ、かぐや姫(風)、井上陽水、吉田拓郎。これはかつてのフォークの時代に、左からファンであることをカミングアウトするのが恥ずかしかった順番である。ファンの方には怒られるかも知れないが、私が中学校のころには確かにそうだった。
拓郎のファンは堂々と宣言してしかも誰も何とも思わなかったが、グレープが好き、というとその場に何ともいえぬ恥ずかしい空気が漂ったものだ。
で、私はどうだったかというと、グレ、かぐ(風)、陽と進んだが、拓に行く前に洋楽の方へ進んでしまった。
もしも今の自分にどこか大人になりきれない側面があるとしたら、あのとき拓に進まなかったからなんじゃないか、と直観的に思う。
同じことをかつてのスーパーギタリストにあてはめてみると、やはり恥ずかしい順に、リッチー、ペイジ、クラプトン、ベック、となるだろうか。
ここでも私はベックに行かずにクラプトンにとどまっている。
何事においても、ステレオタイプな成長の過程を経てすっきりと卒業する、というのは難しい時代なのである。
■収録アルバム< Just One Night ( ジャスト・ワン・ナイト ) >
拓郎のファンは堂々と宣言してしかも誰も何とも思わなかったが、グレープが好き、というとその場に何ともいえぬ恥ずかしい空気が漂ったものだ。
で、私はどうだったかというと、グレ、かぐ(風)、陽と進んだが、拓に行く前に洋楽の方へ進んでしまった。
もしも今の自分にどこか大人になりきれない側面があるとしたら、あのとき拓に進まなかったからなんじゃないか、と直観的に思う。
同じことをかつてのスーパーギタリストにあてはめてみると、やはり恥ずかしい順に、リッチー、ペイジ、クラプトン、ベック、となるだろうか。
ここでも私はベックに行かずにクラプトンにとどまっている。
何事においても、ステレオタイプな成長の過程を経てすっきりと卒業する、というのは難しい時代なのである。
■収録アルバム< Just One Night ( ジャスト・ワン・ナイト ) >
コメント
コメント一覧 (5)
拙ブログ「キングあおぽんのCD論」、今月一杯で閉鎖となります。
短い間でしたが、ご愛好ありがとうございました。
なお、掲示板は今までどおりやっておりますので、差し支えなければ
そちらのほうにお越しいただけると幸いです。
http://sun.iruka.ne.jp/a13/iruka.cgi?5150
新ブログを立ち上げる際は、ご連絡を入れます。
今後ともよろしくお願いします。
以前より興味深く拝見し、勝手ながら当Blogにリンクもさせていただいております。
>グレープ、かぐや姫(風)、井上陽水、吉田拓郎
>リッチー、ペイジ、クラプトン、ベック
僕の場合好きなアーティストがいずれも左から3番目に位置していたことに気付き思わずコメントさせていただきました♪
僕が高校の頃はリッチーのファンが圧倒的に多く、クラプトン・ファンは僕を含めてひっそりと語り合っていました。
リッチーはレインボウ結成後。クラプトンは『安息の地を求めて』リリース。
どう比べてもリッチーの方が派手でしたから…
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
いつもコメントありがとうございました。
天才の文章を読めなくなるのは淋しいですが、新ブログのご予定があるとのこと、楽しみにしております。
はじめまして。コメントありがとうございます。
リッチーが恥ずかしくなってきたのは、セックス・ピストルズなどパンクが流行ってきた頃からかと思います。
こちらもリンク貼らせていただきました。またよろしくお願いします。
あっなるほどですね♪
リンクありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いいたします。
今後もレビューを楽しみに拝見いたします!