知る人ぞ知るマーク・ベノが79年に出したアルバムの中の曲。
このアルバムは全曲でクラプトンバンド(ドラムは<フロム・ザ・クレイドル>などでお馴染みジム・ケルトナー)とアルバート・リーがバックを務めているという超豪華版。
とにかくユルくてユルくて最高なのである。おそらく同時期の<バックレス>よりもさらにユルユルなクラプトンが聴ける。
サウンドとしては、JJケイルや<ノー・リーズン・トゥ・クライ>の『サイン・ラングウィッジ』あたりを連想させる南部系ロックだが、特にこの『Chasin Rainbows』などミディアム・テンポの曲については、スピーカーからイントロの一音が流れた瞬間に、フッと力が抜けて、自力で呼び出すことはできないがいつもその出現を待ちわびている確信犯的な郷愁につつまれて頭の中がぐるぐるしてくる。
しかも題名が「虹を追いかけて・・・」とくれば悪い曲なわけがないっす。これホント。
まあ最初はクラプトンが弾いているから、という理由でこのアルバムを聴いたわけだが、聴いているうちにギターがどうしたこうした、といったことはどうでもよく純粋にマーク・ベノが聴きたい、という気持ちに変わってしまう魔法のサウンドだ。
ネット時代になって、ラジオやテレビへの接触が極端に減ってしまった今、よっぽど能動的にならないとなかなか新しいアーティストと出会うチャンスもないわけで、そういう意味でもクラプトンの膨大なセッション・リストは、無精な自分にとって非常にありがたいアーカイブということができそうだ。
■収録アルバム< LOST IN AUSTIN ( ロスト・イン・オースティン )>
このアルバムは全曲でクラプトンバンド(ドラムは<フロム・ザ・クレイドル>などでお馴染みジム・ケルトナー)とアルバート・リーがバックを務めているという超豪華版。
とにかくユルくてユルくて最高なのである。おそらく同時期の<バックレス>よりもさらにユルユルなクラプトンが聴ける。
サウンドとしては、JJケイルや<ノー・リーズン・トゥ・クライ>の『サイン・ラングウィッジ』あたりを連想させる南部系ロックだが、特にこの『Chasin Rainbows』などミディアム・テンポの曲については、スピーカーからイントロの一音が流れた瞬間に、フッと力が抜けて、自力で呼び出すことはできないがいつもその出現を待ちわびている確信犯的な郷愁につつまれて頭の中がぐるぐるしてくる。
しかも題名が「虹を追いかけて・・・」とくれば悪い曲なわけがないっす。これホント。
まあ最初はクラプトンが弾いているから、という理由でこのアルバムを聴いたわけだが、聴いているうちにギターがどうしたこうした、といったことはどうでもよく純粋にマーク・ベノが聴きたい、という気持ちに変わってしまう魔法のサウンドだ。
ネット時代になって、ラジオやテレビへの接触が極端に減ってしまった今、よっぽど能動的にならないとなかなか新しいアーティストと出会うチャンスもないわけで、そういう意味でもクラプトンの膨大なセッション・リストは、無精な自分にとって非常にありがたいアーカイブということができそうだ。
■収録アルバム< LOST IN AUSTIN ( ロスト・イン・オースティン )>
コメント
コメント一覧 (5)
レココレ12月号に載っていたマーク・ベノのインタビュー記事には「ひょっとしたら Casin' Rainbows が Tears In Heaven に影響を与えたのかもしれないよ」というコメントがありました。
さっそくバックナンバー立ち読みしてみます。
マークは来日してたみたいですね〜(知りませんでした)
さすが大物。クラプトンを持ち上げるでもなく、さらりとかわしていましたね。