ぼくが中学生だった70年代後半というのは、才能もルックスもオーケー、という女性ミュージシャンはまだまだ少なくて、友達がオリビア・ニュートンジョンが好きというなら、こっちはリンダ・ロンシュタットでいくぞ、みたいな選択肢だったわけだ。
そういうわけで<ミス・アメリカ>(原題<Living in the USA>)というもの凄いタイトルのアルバムなんかを一生懸命聴いたわけだが、リンダがそのとき32歳ということを知って、さすがにショックだった。2倍以上も年上なもんだから。
で、その中の印象的な曲に『ジャスト・ワン・ルック』というのがあって、もともとこの曲を63年にヒットさせたのが、ドリス・トロイだったというわけだ。ドリスのバージョンは聴いたことはないが・・・。
そのドリスが70年にジョージ・ハリスンのサポートのもと、アップル・レコードからアルバムを出したときに、クラプトンも引っ張り出されてアルバム中多くの曲でギターを弾いている。
『So Far』はその中のひとつで、ジョージの『サムシング』やクラプトンの『ベル・ボトム・ブルース』を思わせるゆったりとしたナンバー。
中間部のギターソロには、マイルドなトーンのジョージのギターではじまり、それをクラプトンがとんがったリア系のサウンドで引き継ぐ、という聴き所がある。ギターバトルといった感じではなく、「じゃあ、前半はボクが弾くね」みたいな仲よさげな雰囲気がトラックからも伝わってきそうだ。
なお、現行CDにはボーナス・トラックとしてシングルB面だった『ゲット・バック』(もちろんビートルズのやつ)も含まれており、そこでもクラプトンは短いながらキャッチーなソロを聴かせてくれる。
この手の再発ものは、いつでも売ってると思っているうちに入手困難になったりしがちなので、「競争からおりてしまうのは負け組」みたいなインチキな言説に右往左往して1分1秒も休む暇なく利益を追求するアホらしさに気づきはじめた賢明な御仁には、1分1秒でも早く仕事を切り上げて駅前のCD屋にチェックを入れにいくことをオススメしておきたい。
■収録アルバム< DORIS TROY ( ドリス・トロイ )>
そういうわけで<ミス・アメリカ>(原題<Living in the USA>)というもの凄いタイトルのアルバムなんかを一生懸命聴いたわけだが、リンダがそのとき32歳ということを知って、さすがにショックだった。2倍以上も年上なもんだから。
で、その中の印象的な曲に『ジャスト・ワン・ルック』というのがあって、もともとこの曲を63年にヒットさせたのが、ドリス・トロイだったというわけだ。ドリスのバージョンは聴いたことはないが・・・。
そのドリスが70年にジョージ・ハリスンのサポートのもと、アップル・レコードからアルバムを出したときに、クラプトンも引っ張り出されてアルバム中多くの曲でギターを弾いている。
『So Far』はその中のひとつで、ジョージの『サムシング』やクラプトンの『ベル・ボトム・ブルース』を思わせるゆったりとしたナンバー。
中間部のギターソロには、マイルドなトーンのジョージのギターではじまり、それをクラプトンがとんがったリア系のサウンドで引き継ぐ、という聴き所がある。ギターバトルといった感じではなく、「じゃあ、前半はボクが弾くね」みたいな仲よさげな雰囲気がトラックからも伝わってきそうだ。
なお、現行CDにはボーナス・トラックとしてシングルB面だった『ゲット・バック』(もちろんビートルズのやつ)も含まれており、そこでもクラプトンは短いながらキャッチーなソロを聴かせてくれる。
この手の再発ものは、いつでも売ってると思っているうちに入手困難になったりしがちなので、「競争からおりてしまうのは負け組」みたいなインチキな言説に右往左往して1分1秒も休む暇なく利益を追求するアホらしさに気づきはじめた賢明な御仁には、1分1秒でも早く仕事を切り上げて駅前のCD屋にチェックを入れにいくことをオススメしておきたい。
■収録アルバム< DORIS TROY ( ドリス・トロイ )>
コメント
コメント一覧 (2)
クラプトンとは関係ありませんが、「リンダ」と「再発」に関しての気持ちに共通点が見られましたので、ますます親近感が湧いてしまいました♪
今はルックス+歌唱力+ソングライティングの3拍子そろった女性もたくさんいるので、それはそれで選ぶのに困りますな。