「デレク&ドミノスを買うと、『テル・ザ・トゥルース』がもれなくついてくる!」というのは、ギャグではなくて本当の話。スタジオ、ライヴ、それらの各種リミックス、そしてボックスと、公式発売されたデレクのアルバムには、マジで全部に『テル・ザ・トゥルース』が収録されている。
いい曲なんだけど、なんだか飽きると思ったら、さすがにインプレッション率100%ではちょっと息苦しい。まあぼくの場合は、オリジナルスタジオ盤のイントロの、「ウッ!」「シッ!」という掛け声がヤンキー過ぎて敬遠気味だったこともあってのことなんだが。
そんなわけで「ウッ!」「シッ!」がない寡黙でスローなライヴ・バージョンの方が好きなわけだが、特に<イン・コンサート>収録のテイクは、ずっしりと重厚な演奏で、リズムのうねりに身を任せているとだんだんのめり込んで軽いトリップ感覚が味わえてグッド。コード・チェンジの直前にボビーのピアノが強く打鍵してくるのも快感だ。
ところでこのライヴ・バージョンには2テイクがあって、前にoceanさんが指摘してたように後発のリミックス拡大盤<ライヴ・アット・ザ・フィルモア>の方ではエリック初のスライド・ギターを聴くことができる。華があって飽きないが、ミックスのせいもあり重厚感が後退しているのは賛否両論か。
そのミックスについてだが、<イン・コンサート>がエリックとボビーがヴォーカルも楽器も左右に対等に配置されて「ガメラ対ギャオス」といった感じになっているのに対して、<フィルモア>の方はキーボードはバッキング、コーラスはあくまでコーラス、といったスタンダードな配置になっている。聴きやすい分デレクならではの臨場感という意味では多少物足りないかもしれない。
なお<イン・コンサート>は徐々に貴重盤となりつつあるようだ。都心のメガストアよりは地元のドメスティックなショップに在庫があったりするので、仕事やプライベートで私鉄沿線の駅前に立ち寄った際にはとりあえずCDショップをチェックしてみよう。
■収録アルバム:< IN CONCERT ( イン・コンサート )>
いい曲なんだけど、なんだか飽きると思ったら、さすがにインプレッション率100%ではちょっと息苦しい。まあぼくの場合は、オリジナルスタジオ盤のイントロの、「ウッ!」「シッ!」という掛け声がヤンキー過ぎて敬遠気味だったこともあってのことなんだが。
そんなわけで「ウッ!」「シッ!」がない寡黙でスローなライヴ・バージョンの方が好きなわけだが、特に<イン・コンサート>収録のテイクは、ずっしりと重厚な演奏で、リズムのうねりに身を任せているとだんだんのめり込んで軽いトリップ感覚が味わえてグッド。コード・チェンジの直前にボビーのピアノが強く打鍵してくるのも快感だ。
ところでこのライヴ・バージョンには2テイクがあって、前にoceanさんが指摘してたように後発のリミックス拡大盤<ライヴ・アット・ザ・フィルモア>の方ではエリック初のスライド・ギターを聴くことができる。華があって飽きないが、ミックスのせいもあり重厚感が後退しているのは賛否両論か。
そのミックスについてだが、<イン・コンサート>がエリックとボビーがヴォーカルも楽器も左右に対等に配置されて「ガメラ対ギャオス」といった感じになっているのに対して、<フィルモア>の方はキーボードはバッキング、コーラスはあくまでコーラス、といったスタンダードな配置になっている。聴きやすい分デレクならではの臨場感という意味では多少物足りないかもしれない。
なお<イン・コンサート>は徐々に貴重盤となりつつあるようだ。都心のメガストアよりは地元のドメスティックなショップに在庫があったりするので、仕事やプライベートで私鉄沿線の駅前に立ち寄った際にはとりあえずCDショップをチェックしてみよう。
■収録アルバム:< IN CONCERT ( イン・コンサート )>
コメント
コメント一覧 (2)
僕が初めて聴いたのは2枚組ベスト盤『エリック・クラプトンの歴史』に入っていたシングル・バージョン(CD4枚組『Crosroads』のDisc2』にも収録)これがまた、たまらなく暑苦しい印象を受けた記憶があります。
と言うわけで、僕もジェイ加藤さん同様『In Concert』バージョンに一票を投じます♪
TB ありがとうございました。こちらからもTBさせていただきます。
TBありがとうございます。
シングル・バージョンは2倍ぐらいの早さで、かかった瞬間はいつもプレイヤーがぶっ壊れたんじゃないか、と思うくらいです。そのあと今度は、フィル・スペクターがテープスピードを上げたんじゃないか、とか、なぜか不自然に感じてしまうんですよね。